男は残業!

いや~~筋肉痛です。

雨の中、お借りした倉庫に、アピトン枕木700本!檜の角材300本、合計8トン分を一人で積み降ろししてきました!!                      倉庫の前にユニックで降ろしてもらって翌日、ゆっくり作業するつもりだったのですが・・!!入口の坂道を車高の関係で登れないと判って、急遽、入口のゲート前に降ろしたため・・とりあえず車の出入りが出来るところまでは、取り込んでおかないと、他の車が入れなくなるため、21時まで頑張りました。

市街地から離れた倉庫で、風雨の音だけを聴きながら、「濡れた足は冷やいにゃあー」と作業していると、「職人さんは凄い!」とか言っていただける言葉の中には、こうした単純に辛い肉体労働をすることも含めてご評価していただけているんだろうな。などと考えます。

まっ軽く・・雪山で遭難している気分なんで・・一人作業していると「ああ、あの頃は楽しかったなー」とか、娘の将来についてとか、犬のプリンとの暮らしは後何年続けられるのか?とか、色々、考えてしまいます。            たまには、こういう時間も良いものです(苦笑)

・・・・・と・・・こういう一日が、たまに、あるのは良いかも知れないんですが・・実は!!!昨夜も!!まさかの残業!

昨日は最後のH網とジャッキと金具類7トンユニック1台+弊社のトラック分を市原市の倉庫に取り込みだったんですが。もちろん単純にウエイトトレーニングをしている気分です。なかなか身体を鍛えられています(笑)

昨日も足は濡れてて・・近くにホームセンター(カインズホーム市原店)に靴とソックスを買いに走りました。

そして、何とか作業は18時に終わったのですが。

明日からの現地調査+資材導入の下見のための出張のために!降雪情報が出ているため、スタッドレスタイヤに交換しようと、「タイヤ館」「イエローハット」に出向いたのですが、トラック用の在庫は無い。とのことで、諦めました。

結局、明日は一旦、新幹線で現調に出向きます。                 資材の下見は日程変更。急ぎ帰ってホテルのキャンセルなどなど。

 

軸組補正(家起こし)工事した古民家を剛構造に変える

工事は相手様があることなので、突然、中止になったりもします。

今は、高知県の現場に入らせていただく予定だったのが「延期」になったので、一人、横浜の現場で片づけをしています。                                        他の仲間は幸い、解体及び薬液注入工事現場への応援に入れていただいてます。

高知行きに積み上げていた資材を千葉の倉庫に片づけながら・・普段は見ることの無い、据え付け後の作業風景を見ています。

上の画像は、ホールダウン金物の緊結ですが。よく見ていただくと、土台天から5cmほどのところで、長ナットで繋いでいるのが判るかと思います。                        曳家する場合は、先に長いボルトを入れられていると、そのボルトを避けるためだけに高く揚げる必要になりますので、このように、据えつけた後に繫いでもらうことで余分に揚げて、また下げる手間をカットできます。

オリジナル部分の欅のホゾ部分は鴨居の上など、見えなくなる部分はボルトで補強します。

5mmの微調整をやってみようと、まだ、しつこく動かします。                    スペシャルサポーターは港のヨーコちゃんです(笑)

順番に、固めて行きます。

外周部の土台も、バーナーで焼いて古色を付けました!                      これはお施主さんご本人の作業です。

施工中、たくさんの建築士さん、古民家再生に携わる方々が視察に来てくださいました。      古民家は「柔構造」だからこそ!と考えられる方々も多いと思いますが・・斜めに寝てしまって、変形する癖がついてしまった建物を安全に使用できるようにするためには、固めて「剛構造」にするしか無いと思います。

 

日本の曳家職人による「あるノルウェーの大工の日記」感想

みなさんは、お正月休みは何をして過ごされましたでしょうか?

岡本家は、元旦が次女の誕生日なんで、小さなお誕生会を開きました。意外と次女が喜んでくれていたのが嬉しかったです。

で・・元旦から、かつお棟梁と近所のショッピングモールでコーヒー飲んで税金のことなど話しながら・・2人して、昨年夏に施工させていただいた、いすみ市のお施主さんにお薦めいただいた「あるノルウェーの大工の日記」を買って読もう。となりました。(結局、在庫が1冊しか無くて、かつお棟梁が見つけて購入して「先に読んで」と貸してくれました)

書いてあることは、

段取りについて(駐車場の確保からクレーンでの搬入のタイミングなども!)。

お施主さんとの信頼関係の創り方。

税金を含む見積もりや事務仕事について。

などなんですが・・・

万国共通なのはwebでの一括見積りサイトのような価格優先のサービスを利用しておいて、完成したものに「安っぽい出来で不満足」と云う人たちに対する警鐘です。バーで作業服を着ていたために、(webサービスを利用した)見知らぬ人から職人に対しての不満足を訴えられて、やりこめる場面には快哉の拍手を贈りたくなりました(笑)

また、「安い・高いは主観的なものなので適切な価格とそうでない価格」があるとして、建築職人でも知識や技術があって、適切な価格を提案する方もいれば、勉強不足のくせに、不適切な価格を要求する者もいることも同じです。

でも、寒い国だけあって結露に対する対策は流石だな。と感心しました。

基本的に建築職人目線を知っていただくために良い本なんですが、少々、気になったのは中盤の「大工の目線」での社会批判が続く部分は、ややクドくて、ここは編集担当者か?もしかするとゴーストライターの存在が大きいのかな?と疑問を持ちました。間違ったことは書いてはいないのですが、職人はここまで設計士や建築士に対して敵対的感情を持っていません。

優れた職人はお互いの領分を守って、良い工事を行えると思うんですけど。

 

7年続けば、その後も存続できる会社になる

2017年はお世話になりました。

2018年もよろしく御願いいたします。

新年は、3月に久しぶりのテレビ出演(しかも初の芸能人と共演!)

そして、本の出版!主婦と生活社さんからもあります。

もしかしたら、飛躍の年になるかもです。

かつて、うちの奥さんがどこかで聞いてきた言葉なんですが、

「7年続ければ、その後も続く会社になれる」

と言い続けていたのですが・・とうとう上京して7年を迎えます。

東日本大震災直後のちやほやされたのも、2年くらいで終息してしまって、その後は撤退も考えたりもしたのですが・・再び、じわじわと仕事が増えて、何とか残ることが出来ました。

2018年は、弊社ごときにご依頼いただけるのが奇跡のような大型プロジェクトのご相談もいただいておりまして、自分としては「ドラゴン ブルース・リー物語」を参照するならば、次は死ぬのかな?(汗)と考えるくらい頂点に近づいている気分です。

色々な方々に「商売が下手くそ」と言われますが・・自分としては、高知時代には、廃業も検討していただけに、現在の状況は望外の成功です。

2018年も奢ることなく、気軽に愛想良く「岡本さん。技術はまずまずだけど、人が良いから相談しやすい」と言って貰えるよう謙虚に頑張ります。

数や利益を追わず丁寧にやってゆきます!自分を含む1班のみでの施工ですので、万が一、ご希望の日程に工事できないこともあるかと思いますが、どうぞどうぞ、2018年も曳家岡本をよろしく御願いいたします。

 

曳家岡本 二代目 岡本直也 2017年大晦日

神奈川県横浜市の古民家据え付け完了しました!

神奈川県横浜市での古民家の曳家+家起こし+根継ぎ工事、とうとう据えつけ完了いたしました!!

かつお棟梁の容赦無い新築同様の長さのホゾ!

ケヤキに付けられた2又のホゾ!

長く曳家してきた家を指定の位置にぴったりと降ろすことの手間と技術。

今回の工事の醍醐味は文化財では無く、あくまで個人所有のお家ということで、後々の使い勝手の良さや強度を考えて、大胆に補強をさせていただいけたのも清々しく気持ち良かったです。

そもそも建築物は芸術ではありません。

安心して眠ることが出来る場所であるべきです。

なので、文化財の場合は仕方ありませんが、無理矢理、オリジナルを残すこと優先して、強度補強が充分に出来ない場合がままあります。

しかし、こちらではそういう疑問を持つことなく、21世紀の技術で再生させることが出来るお手伝いをさせていただけました。

何とか年内に工事も終わります。

関係者の皆さま色々とありがとうございました!

ご機会をいただいた小田原のとび職で、ご先代が曳家さんをされていた「和田組」の和田さんに深く感謝いたします。同業の方の目線で自分がどう見ていただけるか?緊張の日々でした(笑)

ありがとうございました!

曳家のテレビ出演について思うこと

今日は、横浜の現場の曳家の最期の一方向の作業日でした。

やはり、新しい基礎の上に乗り込むと、しびれるほどきれいにスムース動いてくれます。

この様子を撮影するために、今日はテレビ局のスタッフも10人前後入ってくれてなかなか大所帯の瞬間でした。

今回はタレントさんがゲストで参加されていて、作業の合間にインタビューを受ける。と云う初めての体験でした(笑)

テレビ的には、一般視聴者の方に短い時間で判り易く伝えるための質問なのですが、「曳家の相場って幾らくらいなんですか?」と云う問いには、

「ファミリーレストランのパスタと、専門店のパスタでは価格も違いますから、どういう施工品質のものを提供するかで価格は変わります」とお答えさせてもらいました。

今までの曳家職人のテレビ出演は、見てて派手な部分だけを、まるでショーのように採り上げているものが多かったです。

そしてメディア出演に不慣れな職人はついついテレビスタッフの要望に添う発言をしていたように思えます。

自分は21世紀の曳家職人でありたいと思っています。

家が動くショーで無く、相判で一緒に頑張ってくださっている大工棟梁の細工や、それを承けて、かなり面倒な据え付けの手間など説明させていただきました。

世の中の多くの人は、「あの大工さんは、日当15000円で来てくれる良心的な人だ」とか「うちは職人に安く協力してもらってますから、この値段で出来ますよ」とか言います。               ですが・・本当は1日30000円であったとしても、15000円の大工よりも3倍の仕事をこなせる棟梁たちを自分は知っています。

建築はショーではありません。

「土佐派の曳家を残したいですが、それはお施主さんたちに選択の余地を拡げるために必要だと思うからです」

土佐派の曳家が最高ではありません。                                    土佐派は重量物に弱いです。他にも向いていない建築物も多々あります。                 真摯に自分たちに合った現場を担当させていただけて、頑張ってゆきたいと思います。

 

ps

今日は現場の近くに住むSMASHの石飛さんご夫婦が顔を出してくれました。              石飛さんとは同い年なんですが、20代の頃にROCKを通じて素晴らしい時間を共有させていただきました。

SMASHと云えば巨大野外ミュージックフェス「FUJI ROCK」の運営会社として、有名です。石飛さんは、もう少しマニア向けの「朝霧JAM」のプロデューサーも、されています。

自分が上京して、上手くゆかなくなっていた頃、悩みを聞いてもらっていただけに、今日の姿を見て石飛さんに「親方良かったよね」と言ってもらえて嬉しかったです。

石飛さんありがとうございました!!

古民家再生・強度にこだわるホゾつけ

横浜の古民家曳家の現場

いよいよ曳き戻し~据えつけの作業が始まりました。

土台敷きと併行して、柱のホゾの刻み直しをしてもらっています。

年内、据え付けを目指して、ホゾ付けをしていただいているんですが・・ここの大工さんは、なかなか凝った細工をします。応援に来てくれていた若手の伊勢工務店社長兼棟梁が「手間の掛け方、スピード全てが学べる素晴らしい一週間でした」と興奮して語ってくれます。

近くに来てたからと、薬液注入工法の大手会社のみなさんも視察に来てくださってたんですが   「これ(ホゾ)ぴったり(土台に)入るんですか?」と聞かれました(汗)

入れるしかないんですが・・(汗)大工が本当に家の強度のためを思って凝った細工をしているのに、自分らが面倒だからとは言えないですよ(汗)(汗)

今回、久しぶりにテレビ撮影をしていただいているんですが、撮影のカメラマンに220年以上は経っている表面は風化している欅の柱に鉋を入れると、中にはこんなにも硬い美しい木が入っていることを説明させていただきました。

昨日は、朝からMくんも来てボランティアで手伝ってくれました。                     2年前にアルバイトで来てもらって、その後、建築系の学校の先生になりました。それなのに時々、現場をやりたいからと休日は手弁当でというか、コーヒーの差し入れまで持って来てくれます。

一緒に働いてくれている仲間に恥をかかさないよう、自分も頑張ります。

ps                                                           今日は自分は骨休めして、デスクワークをしています。来年の決まれば相当、珍しい工事の見積もり完成させます。

 

千葉県建築士会で沈下修正各工法セミナー報告です。

12月1日(金曜)千葉県建築士会 市川浦安支部さんの主宰で、「沈下修正工法解説セミナー・ブラック構造塾」で講演させていただいてまいりました。

いつも冒頭で云うのは「これは設計士さんとかのセミナーで無くて、職人が休憩時間にだらだら話している話をまとめただけですから!」です。

それでも、千葉建築士会の皆さんからは・・

「いやーごめんよ。実は午前中の見学会がメインで、こっちは期待しないで出席したんだけど、これは相当良かったよ」

と、正直な温かいご感想をいただけたり。

懇親会では、地元のとび職さんで、以前は曳家をされていた同い年の親方とは、修行時代の話が全く同じで、意気投合いたしました。

※例

水洗トイレになる以前は、床下で便槽の周辺にジャッキを掛けるために、斫りをするのは「坊主」の仕事で、穴が開くとアンモニア臭で涙が止まらなかったり。

曳家中に、設備屋さんのトイレの接続が外れて床下に流された汚物が洗っても、臭いが採れなくて辛い。

自分が使おうと集めていた調整用の板を気が付いたら先輩職人に持ってゆかれていたり。など。

 

ちなみに、今回のセミナーには地盤業界の皆さまも来てくださってて、それはそれで緊張したんですが・・それでもおおむね「現場職人の直接語る内容」は珍しいゆえ、愉しんでいただけたようです。

で・・さらに今回は、数年ぶりに、うちの奥さんも聴きに来てくれていて、

「でぶ!痩せろ!そんな姿で人前に出るな!」

「紙資料を配れ!退屈になった時に逃げ場が無いだろ!」

「導入部が長い!さっさと工法説明した方が良いよ。説明は判り易い」

※浦安に招聘された経緯、需要に職人が間に合わないために急増した、にわか業者など

「言葉遣いが悪い」

などたいへん貴重なご意見をいただきました(汗)

 

ただ・・千葉県建築士会の会員さんからは

「あの導入部分をもっと長く話して欲しかった」

「ブラック部分のエピソードをもっと聴きたかった」

と云う、ご意見もありました。

う~~ん。次のセミナーからは、主催者の方と事前打ち合わせして、ご要望を聞いてから話そう。と思いました。

 

次のセミナーは来年3月頃に都内でやりましょう!とお声をいただいてますけど・・

全国どこでも、交通費と宿泊費だけを負担していただければ伺いますので、ご興味ありましたらメールくださいませ。

ps謝礼の代わりに、「全身もみほぐし」連れてくれたら凄くうれしいです(笑)肩が凝るよー

 

12月1日(金曜)千葉県で「沈下修正工法」に関するセミナーをします。

東日本大震災の後、液状化被害が多数出ました市川・浦安エリアで震災から7年近く経って、今だから判ってきたこと。

代表的な沈下修正工法を業者目線でそれぞれ解説

1、アンダーピニング工法

2、耐圧板工法

3、薬液注入工法

4、発泡ウレタン工法

5、サイドピニング工法

6、土台揚げ工法(プッシュッアップ工法、揚げ舞い工法)

の、それぞれのメリット、デメリット、そして適正価格。

東日本大震災直後の千葉県で何があったか?

悪のにわか業者の手口!!

浦安市・松崎市長(当時)に招聘されて田舎の高知県から出てきた曳家職人がどんなふうに見て驚いてきたか?をお話させていただきます。

千葉県建築士会市川・浦安支部さんの主宰ですが・・

一般の方も参加できます。

ぜひたくさんの皆さまが来てくださいますよう。よろしく御願いいたします。

◆曳家、家起こしセミナーin市川:12/1開催(他支部・一般参加可)

 311震災後の浦安市での傾斜家屋復旧の実態・裏話など

 主催:建築士会市川・浦安支部広報委員会 講師:曳家岡本岡本直也氏

 費用:無料 会場:全日警ホール(市川市)  [詳細][予約][残席]