日本の曳家職人による「あるノルウェーの大工の日記」感想

みなさんは、お正月休みは何をして過ごされましたでしょうか?

岡本家は、元旦が次女の誕生日なんで、小さなお誕生会を開きました。意外と次女が喜んでくれていたのが嬉しかったです。

で・・元旦から、かつお棟梁と近所のショッピングモールでコーヒー飲んで税金のことなど話しながら・・2人して、昨年夏に施工させていただいた、いすみ市のお施主さんにお薦めいただいた「あるノルウェーの大工の日記」を買って読もう。となりました。(結局、在庫が1冊しか無くて、かつお棟梁が見つけて購入して「先に読んで」と貸してくれました)

書いてあることは、

段取りについて(駐車場の確保からクレーンでの搬入のタイミングなども!)。

お施主さんとの信頼関係の創り方。

税金を含む見積もりや事務仕事について。

などなんですが・・・

万国共通なのはwebでの一括見積りサイトのような価格優先のサービスを利用しておいて、完成したものに「安っぽい出来で不満足」と云う人たちに対する警鐘です。バーで作業服を着ていたために、(webサービスを利用した)見知らぬ人から職人に対しての不満足を訴えられて、やりこめる場面には快哉の拍手を贈りたくなりました(笑)

また、「安い・高いは主観的なものなので適切な価格とそうでない価格」があるとして、建築職人でも知識や技術があって、適切な価格を提案する方もいれば、勉強不足のくせに、不適切な価格を要求する者もいることも同じです。

でも、寒い国だけあって結露に対する対策は流石だな。と感心しました。

基本的に建築職人目線を知っていただくために良い本なんですが、少々、気になったのは中盤の「大工の目線」での社会批判が続く部分は、ややクドくて、ここは編集担当者か?もしかするとゴーストライターの存在が大きいのかな?と疑問を持ちました。間違ったことは書いてはいないのですが、職人はここまで設計士や建築士に対して敵対的感情を持っていません。

優れた職人はお互いの領分を守って、良い工事を行えると思うんですけど。