「構造塾」東京会場で受講してきました。

「構造塾」を受講してきました。

今回は午前中は「地盤構造塾」(地震力の算出)でした。

前半の「建物の重量算出」に、ついては子どもの頃から父親に教えられてきていて、尚且つ、社会人になってからも「曳家」として、家を持ち揚げるために、ここの部分にはこの程度の荷重がかかるので、上手く分散してやらないとホゾや壁を傷めてしまうからと日々、現場で憶えてきたことを、明確に数字や法令に合わせて説明していただけました。

なので、今後のお施主さんへの説明が今まで以上にスムースに出来るだろうな。などとニヤニヤ。

地震力に関しても、曳家はある意味、いつも振動実験しているようなものですから、細かな計算は苦手ですが。「そうかこう考えれば良いのか!」と納得できました。

午後からの前半戦は、

「長期優良住宅耐震等級等の設計のポイント」

ここでは水平構面についてのかなり詳しい説明がありました。

吹き抜け部分の脆弱性についての解説も、吹き抜けがあると、家を持ち揚げる段階で躯体が変形しやすいので気をつけないといけないことは、あったり前田のクラッカーですから(笑)ふむふむと聞きながら・・風呂場も床がつながっていない以上は「穴」だと考えるというのは・・なるほどな~~。風呂場やトイレは狭い範囲に柱が多いので、強いと考えていたけど。水平構面という捉え方で解釈すると違うんだな。と。

休憩をはさんで最後の講習は・・

「地盤調査」(主にSSについて)

これはねーー。曳家にとっては、まあまあ、密接な世界ですから。現場で憶えてきたことをきれいに勉強しなおしている感じでした。

大手地盤会社さんのパンフレットを拝見すると「既存住宅の究極の地盤改良は曳家しておいて、改良してから新しい基礎を造ってそこに据えつけ直すこと」だそうなんです。

地盤補償会社と地盤調査会社の関係性などの解説を含め、実証が不十分な工法を販売しているベンチャーに対する辛口の警鐘などは聴いていて爽快でした(笑)

夜は「構造塾」東京会場では珍しいという懇親会

20名ほどの参加者でした。

みなさん。丁寧に名刺交換をされていらっしゃったんですが・・田舎者の自分は気遅れして、お声をいただけないと対応できない駄目じじいです。

それでも、「曳家岡本」の代表として、髭を剃って、シャワーを浴びて寝癖は直してくるくらいの配慮はして来たんで赦してつかーさい(汗)

来年の「構造塾」全国大会の実行委員である京都の地盤改良会社、伸洸の西村社長とSXLの設計部の宿野部さんの仕切りに甘えさせていただきました。

 

自分は隅っこの方で、新しくMs構造設計に入社された地盤品質判定士の千葉さんに、曳家についてご質問いただきまして。

あまりに彼女は真摯に尋ねてくれるので、こちらも真面目に答えていたのですが。場所が居酒屋ということもあり、喉が痛くなりまして、中途半端にしかお返事できなかったです。

千葉さんには、傾いている家が、どれだけ沈下している側に荷重が集まっているか?それが水平に直った途端にいかに軽くなるか?をリアルな実例を挙げながら説明させていただきました。

「床で水平直せますよ」という馬鹿なリフォーム業者に気づきを与えられるよう頑張ってゆかなくてはなりません。

 

そんなわけで、曳家が「構造塾」をどんな風に考えながら聞いているか?でした(笑)