2017年11月8日 8:04

曳家の資材が足らないのか?

横浜市都筑区の古民家再生現場ですが、鋼管杭を打ち込んでいただいて、いよいよ基礎工事が始まります。

昨日は年末に撮影予定のテレビ取材の打ち合わせもありました。もしかすると曳家岡本史上初のタレントさんと曳家作業をすることになりそうです(笑)

で、親方が講演活動(木の家ネット~千葉県建築士会~神奈川大学デザイン建築科など)をしている間、他メンバーはというと・・

現場の敷地内にある小さな小屋(今度は事務所に改修するそうです)の土台の取り換え+嵩上げと、千葉県某所での小さな現場のお手伝い。

それと提携会社の九州の現場へのお手伝いをさせていただいて、糊口をしのいでいます。

 

真面目な話。

実は先日の「再建築不可NG物件」の再生プロジェクトを含め、故郷・高知県からも3棟の依頼をいただいているのですが。

この横浜市の現場が大きいため、もう1棟、大きな現場をやれるまでの資材が足りません。

なので、どうやるのが一番効率が良いのか?無理してでも資材を増やすのが良いのか?でもそうすると、また大きな倉庫を借りる必要が出てきて、そのランニングコストも掛り始めます。

弊社「曳家岡本」の魅力の一つは、親方本人が現場に出て作業していること。小さな倉庫でやりくりしていること。営業社員がいないこと。など、切り詰めたランニングコストによる凝った内容に対して抑えられた施工価格にあると思っています。

ここをどの位置に設定することがより良いことなのか?自分の現役でいられる残り時間や色々なことを検討しないといけないです。

 

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能登半島地震で住宅被害に遭われた方へ

以下、実務者の立場から書かせていただきます。

  1. 液状化による地盤沈下を直す「沈下修正工事」と地震の横揺れで歪んだ建物を直す「家起こし(軸組補正工事)」は別ものです。

    水平を直すのみの工事と、垂直を直す、もしくは水平を直しながら併せ技で垂直も直してゆく工事です。

    おそらくは新潟県は沈下修正工事のみで可能です。石川県では家起こし、および座屈した柱の取り換えなども必要になると思います。

  2. 工事の着工時期についてですが。皆さま1日も早い修復を望まれていらっしゃいると存じます。しかし、地盤が充分な固さに戻るまでは施工出来ません。

    余震がこのまま収まったとして、おそらくは最低3月頭くらいまでは着工するべきではありません。

  3. にわか業者、悪質ブローカーにご注意ください。

    普段、ご縁が無い業種ですから唯一、判断できる金額のみで選ばれることもあるかとあります。

    家は安心して眠れる場所でなくてはなりません。

    歴史を背負っていない利益だけを考えている方と誠実な工事をされている業者を一緒にしないようしてください。